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  • LSR射出成形でよくある不良:原因と対策ガイド


    液状シリコーンゴム(LSR)は、医療・自動車・電子分野で広く使われています。性能が高く、成形効率も良い材料ですが、低粘度反応が速いため、条件が合わないと不良が出やすくなります。

    1. 気泡

    症状: 内部の空洞や表面の膨れ。気密性や透明性に影響します。

    主な原因

    • 射出速度が速すぎる

    • 金型の排気不足

    • A/B材の混合時に空気が入る

    • フィラー中の水分が加熱で気化する

    対策

    • 射出速度を下げ、排気や真空引きを改善する

    • 供給システムの密閉性を確認する

    • フィラーを十分に乾燥させる

    • 低揮発ビニルシリコーンオイルを使用し、加工安定性を高める


    2. フローマーク

    症状: 表面に波模様が出る、または光沢が不均一になる。

    主な原因

    • 金型温度が低すぎる

    • 射出圧力が不足している

    • ベースポリマーの流動性が悪い

    • ビニルシリコーンオイルとハイドロジェンシリコーンオイルの配合バランスが悪い

    対策

    • 金型温度と射出圧力を上げる

    • 流動性の良いビニルシリコーンオイルを選ぶ

    • Si-H / ビニル比を調整し、均一な硬化ネットワークを作る


    3. バリ・焼け

    症状: 端部の黄変、焼け、または薄いバリが出る。

    主な原因

    • 硬化温度が高すぎる

    • 型締力が不足している

    • 白金触媒の反応が速すぎる

    対策

    • 硬化温度を下げ、硬化時間を調整する

    • 型締力を確認・改善する

    • 作業時間(Pot Life)に合ったLSRグレードを選ぶ


    4. 接着不良(インサート・オーバーモールド)

    症状: LSRがPC、PA、金属などの基材から剥がれやすい。

    主な原因

    • 基材表面の処理不足

    • 金型温度が安定していない

    • 接着促進剤やシリコーンレジンの量が不足している

    対策

    • 基材を洗浄、またはプラズマ処理する

    • 金型温度を安定させる

    • シランカップリング剤改性シリコーンレジンを配合し、接着性を高める


    クイック診断表

    不良 成形条件の調整 材料側の確認
    気泡 射出速度を下げ、排気を改善 水分・供給システムの密閉性を確認
    フローマーク 金型温度と圧力を上げる ビニルシリコーンオイルと硬化比を最適化
    バリ・焼け 硬化温度を下げる 触媒活性を確認
    接着不良 表面処理を強化 接着促進剤・シリコーンレジンを確認

    高品質なLSR成形品を作るには、設備だけでなく、原料選定・配合設計・成形条件の管理がとても重要です。

    ビニルシリコーンオイルハイドロジェンシリコーンオイル改性シリコーンレジン、またはLSR配合の技術サポートをお探しでしたら、お気軽にご相談ください。

    公式サイト: www.siliconeoil.net
    E-mail: zyf@siliconeoil.cn



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